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わくわく着物~着物の愉しみ~ 臥竜亭へようこそ!

わくわく着物~着物の愉しみ~ 臥竜亭へようこそ!

4月の茶席(1)

■ □■ピンク色無地に琵琶文様丸帯■□■

 開花予想や桜前線のニュースが聞かれるようになってきました。盛りは本物に譲って、別の趣向を楽しみます。と言いつつ、やっぱり気分は桜ですよねー。
 ここでは3月にも使った、ピンク色無地に琵琶文様丸帯の組み合わせです。桜地色に、楽器を合わせて、「お花見」をイメージしました。といっても、カラオケに飲んだくれのサラリーマン、なんて事を想像しないで下さいね。王朝人の笛や笙、琵琶に合わせて、女房が舞い踊る…という、優雅な方ですよ。
 実はこれ、お雛様に着ようと思っていたコーディネートです。その場合は、桃の花地色に六人目の五人囃子、となるわけですね(笑)。着物と帯の合わせ方、もうこれは十人十色で、好みとセンスで良い訳ですが(後、格を少々)、私は、季節感と物語性、といいますか、自分の中で、色や柄の組み合わせで物語を作ったり、絵を描くつもりで「状況」や「場面」を表現したり、という組み合わせ方をすることが多いです。自分の楽しみなので、なかなか人にはわかってもらえなくても、時々「こうでしょ!」と言い当てられたりして、けっこう嬉しかったりするのです(#^^#)。
 さて、丸帯。時々、たれ先だけ、柄の上下が逆になっているのをみたことがありませんか? それは昔の帯の証拠です。というのも、昔は結び方が今と違い、一結びするときに引き抜いてしまわずに、たれ先だけ残したので、そういう柄付けになっているのだそうです。でも今は、そんな結び方はしないですよね。なので私は、本来の手先をたれ先にして結んでいます。


4月着物(1)

4月着物(1)帯




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